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July 11, 2009

2009年版夏の暑中読書録-その49-柳宗悦「手仕事の日本」

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写真は柳宗悦[2003]「手仕事の日本」 ワイド版岩波文庫
地方に行くとどこにでも、名産品と並んで民芸品の紹介があって、民芸が日本国中で盛んであるかのようなな印象を受ける。自分も世間一般の知識や見識しか持ち合わせぬが、地域の活性化とのペアということでのブームとするならもう少し考えてみる必要性がありそうだ。自分は国内を旅行するのも嫌いではないが、よくある特産品コーナーや民芸品展示というのは実は苦手であった。何となくコマーシャリズムが見え隠れしてじっくり旅を楽しむ気持ちから遠くなったしまうように感ずるかもしれない。しかし、よく探してみるとその地域の素晴らしい伝統に基づいた芸術品ともいうべきものがあるのは確かである。そんなものと出合うと旅もぐっと楽しくなってくる。こういったものを知るにはそれなりの勉強と準備が必要であることは言うまでもない。この辺の原点というものを考えるということ必要と考える。
民芸運動の中心人物いうべきは柳宗悦氏で「手仕事の日本」という代表的な著作がある。
この本では日本全国の津々浦々の民芸品が紹介されている。この本は戦後初めての昭和二十一年(1946年)に上梓されているので60年もたった今日、伝承する人もなく消えていったものもあるに違いない。
「元来我国を『手の国』と呼んでもよいくらいだと思います。国民の手の器用さは誰も気付くところであります。」(*)
父が海軍の将官であり、母方の叔父が柔道の創始者の嘉納治五郎氏であった柳氏は学習院に進み、そこで白樺派の人々に出会ったようだ。
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写真は「赤間硯」
今日も全国各地には立派な民芸となる工芸品が名工の手によって継承されている。「赤間硯」等もそのひとつである。
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写真は「日本民藝館」

(この稿未完)


(*)柳[2003]p13

参考文献
(1)柳宗悦[2003]「手仕事の日本」 ワイド版岩波文庫

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